住宅検査に重要!ホームインスペクション事業者の選び方について解説
中古住宅の売主にとって、住宅診断は買主に安心感を与える意味で重要な役割を果たします。
最近では、専門家の立場から改修すべき個所や費用に関するアドバイスを行う専門業務「ホームインスペクション」が中古物件の流通活動において注目されています。
ホームインスペクション(住宅診断)を行うことで売却前に瑕疵や不具合を発見し、トラブル防止に繋がりますので買主、売主双方にとって大きなメリットがあると言えるでしょう。
そしてホームインスペクションを行う事業者の選び方も売買において重要になりますので、事前に選び方のポイントを把握することをオススメしますよ。
今回は、ホームインスペクション事業者の選び方について解説いたします。
ホームインスペクション事業者の選び方① 実績をチェック!
2017年4月から国会で「中古住宅売買時の住宅診断説明義務化」が決まったこともあり、ますます国内で普及しているホームインスペクションですが、ホームインスペクションを行う事業者選びで苦労することは多いでしょう。
まず、事業者選びで重要になるポイントとしましては、その「事業者の実績」をチェックすることが大切です。
インスペクターの保有資格や経験はもちろんのこと、過去に何件程度検査を行った実績があるのか知ることで、信頼に繋がると思います。
また、木造やRC(鉄筋コンクリート)造などすべての工法に精通しているインスペクターは珍しく、それぞれの得意分野を確かめることが重要です。
例えば、1級建築士の方が優秀に感じるかもしれませんが、木造など一般住宅においては2級建築士の方が得意としている傾向が強いです。
これらのポイントも含めて建築士の得意な分野、専門としている領域は要チェックですよ。
ホームインスペクション事業者の選び方② 説明能力をチェック!
インスペクターを選ぶうえで次に重要なポイントは、コミュニケーション能力の有無です。
建物の検査をする能力は高くとも、売主側に診断報告を分かりやすく伝える能力が無ければ、売主が買主に物件情報を細かく伝えることが出来ません。
検査を行い、住宅に問題があった場合は、なるべく専門用語などを使わずに問題の具体性や程度、解決方法について丁寧に説明できるインスペクターを選ぶことが大切です。
診断後の報告書だけでは理解が難しい部分をしっかりと説明をして補える事業者や現場へ同行して欠陥個所などを説明できるインスペクターが望ましいですね。
まとめ
ホームインスペクション事業者の選び方について解説しました。
トラブルを起こさず売却を有利に進めるためにも、それぞれのポイントを踏まえた上で慎重にインスペクターを選ぶ事が大切ですよ。
今後、中古戸建ての売却をお考えの方は、媒介契約や売買契約の段階でホームインスペクションを行うことをおすすめします。
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中古戸建ての売却でお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
■ホームインスペクションについての記事は以下よりご覧ください■
① 中古住宅を購入する前にチェック!ホームインスペクションとは?
② 最近注目の住宅診断『ホームインスペクション』を行うタイミングは?
③ 中古住宅の購入に大切なホームインスペクション メリットについて解説!
④ 住宅検査に重要!ホームインスペクション事業者の選び方について解説
⑤ 注文住宅の建築中にホームインスペクションを行うことの大切さとは
⑥ 住宅購入に役立つ知識!ホームインスペクションと耐震診断の違いとは?