最近注目の住宅診断『ホームインスペクション』を行うタイミングは?
皆さんは、『ホームインスペクション』という言葉をご存知でしょうか。
恐らく初めて聞いた方や、名前だけ聞いたことがあるけど詳しく知らないという方が多いでしょう。
しかし、今後マイホームを購入されるのであれば、ぜひとも知っておいてほしいキーワードです。
今回は、ホームインスペクションとは何か、そしてどのタイミングで行えば良いのかをご紹介します。
ホームインスペクションとは
まず、ホームインスペクションについてですが、これは購入予定の住宅に問題がないか検査する、いわゆる住宅診断のことです。
欧米では以前より導入されていた制度ですが、日本ではここ数年で少しずつ行うケースが増えてきました。
ホームインスペクションを行う理由としては、「より安心して住宅を買いたい」というニーズが高まっていることが挙げられます。
特に中古住宅の場合、耐震性や基礎の耐久性・給排水管の老朽化の具合などが分からず購入すると、すぐに不具合が生じて予定外のリフォームが必要になるかもしれません。
そうした不安を払拭し、安心して購入することができるようにするための制度が、ホームインスペクションなのです。
なお、この検査を行う担当者を『ホームインスペクター』と呼びます。
ホームインスペクションを行うタイミングはいつ?
ホームインスペクションを行うタイミングは、『購入申込後かつ売買契約前』がおすすめです。
購入申込と言っても、この段階では売買契約が成立したわけではなく、他の購入希望者が気に入った物件を買わないように売主様に対して「私がこの物件を買います」と意思表示するだけのことです。
購入申込の際は、買付証明書への署名や申込金の支払いが必須ですが、もしこのあとの売買契約を結ぶまでに問題が発覚しても申込を解除することは可能です。
また、このタイミングでホームインスペクションを行うことは、瑕疵が見つかった場合のリフォーム費用も含めた資金計画を練りやすいというメリットもありますよ。
このタイミングは、新築・中古のどちらも同じなので、住宅診断を希望する方はぜひ購入申込後にホームインスペクションを実施しましょう。
そうすることで、そのあとの売買契約も安心して進めることができるはずです。
まとめ
新築だけでなく、中古住宅市場が徐々に活発化している日本ですが、住宅診断の重要性について知っている方はまだ少ないです。
また、診断には費用がかかること、検査内容によっては料金が変動する点も忘れてはいけません。
しかし住宅診断を行うことは、より安心できるマイホーム選びに欠かせない重要なポイントです。
今後マイホームを買う予定の方は、購入申込をしたタイミングでホームインスペクションを行うことをおすすめします。