京都市に空き家が多い理由とは?相続した空き家対策について解説!
古き良き日本家屋が建ち並び、古都の風景が望める国内最大の観光地、京都。
京都市は、大勢の観光客が訪れる観光地である一方、約140万人の人口を有する大都市として、高い利便性と暮らしやすい住環境を兼ね備えた街でもあります。
そんな京都市で最近問題となっているのが、空き家の増加です。
国内全体でも増え続けている空き家ではありますが、京都市では特に顕著となっており、所有者は適切な管理・対処が求められていますよ。
今回は、京都で住まなくなった実家を相続した場合の対策などを解説いたします。
京都市の空き家問題 理由①
空き家が増える問題を考える際は、まず空き家が生まれる原因を知ることが大切です。
空き家とは「人が住まなくなった家」ですが、人が住まなくなる理由に、実家などから相続した戸建てに、その後、継いだ人が家に住まない、利用しないケースが最も多いです。
京都市は、「高齢化の深刻化」「若い子世帯の流出が多く、転入が少ない」といった問題を抱えており、これらの問題が空き家増加の原因に結びついていると考えられますね。
京都市の空き家問題 理由②
そもそもなぜ京都では、子が親から実家を相続しないケースが多いのでしょうか。
上記で説明した若い子世帯が少ない問題は、実家を引き継ぐ人がいない問題とそのまま直結しますが、具体的には「京町家」の住みづらさが大きな要因となっているようですよ。
京町家とは、町屋を含む木造家屋であり、うなぎの寝床と呼ばれる間口が狭い構造の建物となっているため、2世帯が住むには適さない家屋となっています。
さらに、京都市内の高い地価に加え、建築基準法によって増改築が難しい建物が多いなどの要因が重なり、ますます活用が難しくなっている現状です。
京都市の空き家問題 最善の対策
空き家の活用が難しい京都で、実家を相続した場合はどのような対処が適切なのでしょうか。
もちろん、そこに住む場合は、何の問題もありません。
しかし、住む事や活用が難しい方は、気をつけるべき注意点があります。
それは、その家屋を放置してしまうケースです。
人がいない家屋は放置することで、周辺住民への悪影響や老朽化による倒壊の危険性、または空き巣やゴミの不法投棄など犯罪の温床となってしまう可能性もありますね。
全自治体では、空き家の放置に罰則を設けており、罰金を科せられる恐れなどもありますので、定期的なメンテナンスが大切ですよ。
1つの家屋を維持するには、お掃除などのお手入れはもちろん、設備の点検など莫大な費用負担がかかるでしょう。
これらのコストをかけたくない方は、なるべく早めに売却をする事が賢明と言えるでしょうね。
まとめ
京都の空き家問題ついて、ご紹介しました。
売却をするにも、リフォームをする方法や解体して更地にするなどいくつかの選択肢がありますが、慎重に判断をする事が大切ですよ。
空き家についてお悩みの方はぜひ、初田屋までご相談ください。
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