不動産売却にかかる期間はどれくらい?売却期間が長引く原因とは?
不動産売却で避けたい事のひとつに、売却期間が長引くことがあります。
不動産売却が長引くには、いくつかの原因があります。
今回の記事では、不動産売却にかかる平均的な期間と流れの目安をお伝えするとともに、不動産の売却期間が長引く原因についてご紹介したいと思います。
不動産売却にかかる期間の目安と流れ
不動産売却の期間は、売却を決めてから買主に引き渡しを行うまでを指します。
かかる期間の目安は、平均としてマンション、戸建てともに早ければ3か月、マンションでは~6か月程度、戸建てでは~11か月程度といわれています。
したがって、マンションと戸建てを含めた不動産全体としては、売却にかかる期間の平均は8か月程度となっています。
不動産売却は、次のような流れで進めていきます。
●1.不動産会社選定・査定:2週間~1か月
●2.売却計画・売却活動準備: 1~2週間
●3.売却活動の開始・内覧受け入れ・交渉:3~6か月
●4.売買契約の締結・決済・引き渡し:2週間~1か月
このような一連の流れにマンションで6か月、戸建てで11か月以上要している場合は、売却が長引いているといえるでしょう。
不動産売却の期間が長引く原因とは?
不動産売却が長引く場合、いくつかの原因が考えられます。
原因を知ることによって適切な対応をとることができるので、迅速な売却へ結びつけることができます。
価格が相場よりも高い
まず考えられるのが、近隣の同等程度物件と比較して販売価格が相場よりも高いケースです。
特に、リフォーム済み物件などでは販売価格が相場より高くなりがちですが、築年数や広さなどに対する相場よりも価格が高い物件は、やはり売却に時間がかかってしまいます。
売り出しのタイミングが悪い
不動産売却にも、市場が活発になる時期があります。
通常、人の動きが多い春や秋は引っ越しシーズンとなり、中古物件の需要が高まる季節といわれています。
反対に夏や冬は、売り出すタイミングとしてはあまり適していないといえます。
しかし、売り出しのタイミングは地域によっても変わってくるため、自分が売却したい不動産のある地域の市場動向を、良く把握しておく必要があります。
そもそもの立地問題
売却したい不動産の立地が非常に不便な場所であったり、不動産のニーズがほとんどないエリアであったりすると、なかなか買い手が決まらず売却期間が長引く場合があります。
反対に不動産の取引が活発な地域に立地している場合でも、似ている競合物件が多ければより好条件の物件に人気が集中しているケースもあります。