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土地の売却をする場合に境界未確定の土地はどうなるの?方法や注意点も

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初田 英人

筆者 初田 英人

不動産キャリア20年

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土地の売却をする場合に境界未確定の土地はどうなるの?方法や注意点も

土地の売却をしようと思った時に、境界未確定の土地があった場合、その部分は売却できるのでしょうか。
ここでは、境界未確定の土地を売却する場合に必要な手続きと、注意しなければならない点などについてお話ししていきます。

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境界未確定の土地を売却する方法とは!必要な手続きや流れ

境界未確定の土地とは、なんらかの事情によって、境界が未定になっている土地のことを言います。
持ち主の所有権が及ぶ範囲を所有権界と言いますが、市町村が中心となって行っている地番や地目、境界などを調査する他籍調査によって境界未確定になる場合があります。
境界未確定の土地を売却するためには、まず、隣の土地の所有者と話し合って、境界線を確定させる必要があります。
もしも隣の土地の所有者と話がまとまらない場合は、筆界特定制度という法務局が境界を特定する制度を利用するか、境界確定訴訟によって裁判所に境界の確定を求める方法があります。

注意点は?境界未確定の土地を売却する時に気をつけたいこと

境界未確定の土地を売却する場合、境界線を確定させる必要があり、それに伴ってさまざまな問題が起きることがあります。
そして、これらの話し合いや手続きには時間と費用がかかるので、金銭面と日程面で予定をきちんと立てることが大切です。
先ほどもお話したように、境界線を決めるための話し合いがうまくまとまらないこともあり、その場合は更に時間がかかります。
筆界特定制度は法的拘束力がないので、隣の土地の所有者が調査の結果に従わないことも考えられます。
法的拘束力があるのは、境界確定訴訟の方ですが、こちらは、裁判なので費用の負担が大きくなってしまうことに注意が必要です。
どうしても話がすすまない場合や、少しでも早く土地を売却したい場合は、境界未確定の土地でも買取をしてくれる不動産業者に売却するのもひとつの方法です。
この方法だったら、一般の買主を探す必要が無くスムーズに土地を売却することができます。
ただ、境界未確定の土地を買取できる不動産業者が少ないことと、一般の買主に売却するよりも価格が安くなってしまう点がデメリットです。

まとめ

隣の土地との境界がはっきりしていない境界未確定の土地を売却する場合は、隣の土地の所有者との話し合いで境界線を決める必要があります。
話し合いがまとまらない場合は、筆界特定制度や境界確定訴訟という方法、または、不動産業者に買取をしてもらうという方法がありますが、いろいろな注意点もあるので、専門家に相談するようにしましょう。
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