京都市 不動産買い取り|市街化区域と市街化調整区域の違いとは?
京都市北区・京都市左京区を中心に、京都市内の不動産買い取りを行っている初田屋では、買い取りだけでなく不動産物件のご紹介も行っております。
そんな初田屋がご紹介する物件情報をご覧になった際、詳細欄に『都市計画/市街化区域』『都市計画/市街化調整区域』と記載された言葉が気になった方もいらっしゃるでしょう。
少し名称が似ている2つの言葉ですが、これも不動産購入において重要な情報となるのです。
市街化区域と市街化調整区域の違い
まずは、市街化区域と市街化調整区域の違いについてご説明しましょう。
市街化区域
市街化区域とは、既にある市街地や今後整備予定の区域を、計画的に市街地化していくための地域のことです。
街の利便性を図るためとはいえ、無計画に市街地化を進めてしまってはかえって不便な街になってしまいますよね。
より多くの方が暮らしやすく、且つ利便性もある街にするために定めることで、景観が良く住みやすい街にすることができるのです。
そしてこの市街化区域を12の地域に分類し、建築可能な建物の種類を制限するための地域が用途地域です。
各用途地域の建築基準は細かく厳しく決められているため、購入前にはしっかり確認しましょう。
市街化調整区域
市街化調整区域とは、市街化区域とは異なり、積極的に市街化を促進させない地域です。
この市街化調整区域に分類されるエリアの特徴は、農業を行うための田畑が多いこと。
農業は漁業などと同じく、国の第一次産業を支える大切な産業なので、農業を行う土地を守るために市街化区域とは別に区分されるのです。
そして市街化調整区域のもう一つの特徴が、道路舗装や下水道整備・公共交通機関の整備が十分でないという点。
市街化調整区域は、先述のように農業を行うために区分されている地域であって住宅地ではないため、市街化区域と比較するとライフラインの整備が少ないのです。
なお市街化調整区域は、市街化区域の中でも第一種低層住居専用地域に隣接していることが多く、繁華街など賑やかなエリアから離れて静かに暮らせるというメリットがあります。
さらに固定資産税が軽減されたり、市街化区域と比較すると広い土地を確保しやすいため、十分なスペースのある庭や駐車場・一戸建てを造りやすいというメリットも。
京都市北区・京都市左京区で、自然に囲まれた静かな地域で暮らしたいという方には、市街化調整区域の不動産物件が適しているでしょう。
まとめ
名称が似ている市街化区域と市街化調整区域ですが、市街化区域は利便性の高い暮らしを送りたい方に、市街化調整区域は自然の中で自給自足のような暮らしを送りたい方におすすめの地域です。
京都市北区や左京区で不動産を購入される際は、気になる物件がどちらの区域に含まれるかぜひチェックしましょう。