不動産の即時買取と買取保証とは?違いを知ってスムーズな売却を
今回は不動産の売却を検討している方に向けて、不動産の即時買取と買取保証の違いについてご紹介いたします。
不動産を売却するときに不安なことといえば、買い手がつくかどうかですよね。
さまざまな事情で、売却に期限がある場合はなおさらです。
ですが、買取を選択すれば、不動産の売却は約束されます。
メリット・デメリットや利用条件を把握して、ぜひ、今後の参考にしてみてくださいね。
不動産の売却における即時買取と買取保証の違いをチェック!
結論からいうと、不動産の売却における即時買取と買取保証の違いは、買取してもらう時期です。
即時買取とは、名前の通り不動産会社による査定後、すぐに買い取ってもらうこと。
内見やポスティングなどの販売活動を実施する必要がなく、スムーズに現金にできるのがメリットです。
そのため、住み替えの予定がある方は、資金計画も立てやすいでしょう。
一方、買取保証とは一定期間仲介と同様に売りに出し、買い手がつかなかった場合に買い取ってもらうことをいいます。
販売期間中に買い手がつけば、市場価格に近い金額で売却できる可能性も。
最終的に買い手がつかなくても、最初に合意していた金額で買い取ってもらえるので、安心です。
ほかに、瑕疵担保責任(物件に不具合が見つかった場合、売主が補修費などを負担する義務)が免除されることが、両者共通のメリットとして挙げられます。
ただし、買取時は、売却してもらえる価格が相場の6・7割程になってしまう点には注意が必要です。
不動産の売却で即時買取や買取保証してもらえる利用条件とは?
先述したように、不動産の売却でメリットの多い即時買取や買取保証ですが、残念ながらすべての人が対象となるわけではありません。
即時買取や買取保証の2点の利用条件をチェックしましょう。
買い手の需要が見込める
買取の場合、物件の買い手は不動産会社ですが、買い取ったあとはリノベーションなどをして再販します。
そのため、ある程度、買い手の需要が見込める物件でないと買取が難しいケースも。
具体的に、
●専有面積が40平米以下
●旧耐震基準が適用になっている
●該当物件のエリアの人口が少ない
などのケースでは、買い手がつきにくいといわれています。
ただし、これらの要件は不動産会社によっても異なりますので、心配な場合は事前に相談してみましょう。
専属専任媒介契約を締結する
専属専任媒介契約とは、不動産会社1社のみと契約し、期間内は個人で買主を探せない契約のことです。
物件の査定後に、媒介契約を結びます。